オープンリールデッキ　TEAC A-6010 キャプスタンベルト(2006.08.26)

状態

父が展示品を買ったTEAC A-6010もっぱら私の部屋にあり、引っ越しで我が家のオーディオラック中央に鎮座していました。しかし、数回のオーバーホール後、カセットテープに移行し、使わなくなっていました。更に、キャプスタンベルトが切れてしまい、修理しようにもメーカー在庫は数年前に無くなったとのことで、単なる飾りになっていました。
最近、ビデオテープはDVDにコピーしていましたが、オープンリールデッキで録音したものは、デッキが壊れているので、７インチテープ段ボール２箱分位、粗大ゴミ化していました。

Restore

ネットで調べたら、キャプスタンベルトを売っている店を発見しました。
川島オーディオサービス
早速、メールで購入を申し込み、入手することが出来ました。
とにかく、作りは筐体、コネクタなど業務用のようにしっかりした作りです。

中から、うんこのようにベトベトになった旧ベルトの破片が出てきました。さわると、コールタールのようです。掃除掃除！

キャプスタンモータを止めている３本のボルトを外し、モーターを浮かして、ベトベトになった旧ベルト残骸を除去して掃除をし、新しいベルトを掛けました。ボルトを固定し、モータを手で数回回せば、ベルトは定位置に落ち着きました。(^^)v

最初のうちは、ピンチローラーを動か大型ソレノイドコイルが動作せず、手でピンチローラーを押さえていましたが、ケーブルをいじっているうちに復活しました。無事、1975年にエアチェックしたユーミンのライブを再生することが出来ました。リール押さえのゴムも劣化しているので、ちょっと傾けておかないとリールが外れてしまいますが、まずは難関突破です。手前の容器は昔買ったTEAC RUBBER CLEANERです。
2006.08.26